ブラック企業で有給休暇を使う方法

・土曜を出勤日にされて有給を使われてしまう

・週休2日制を強調されて有給を取らせてくれない

・成績不振のため有給申請を却下されてしまう

こういったお悩みにお答えしていこうと思います。

・恐ろしい有給の使い方

・ブラック企業で有給休暇を使う方法

この記事を書いている僕自身、転職を7回経験し、ブラック企業も経験してきました。

 

最初は辛い思いをして我慢しながら会社で働いていましたが、最終的には自分が働きやすい環境を提供してくれる会社と巡り会う事ができました。

 

7回転職した内2社はブラック企業で、1週間で退職した経験もあります。自分の経験を元に転職先での有給休暇の勝ち取り方を解説していきます。

恐ろしい有給の使い方

有給休暇は会社によって使い方ってまばらですが、ブラック企業は大体が使わせてくれませんよね。あったとしても大体が使い方が決まっていたりして、それが当たり前になっているので申請する事さえできなくなっています。

 

まず有給休暇の基本的な内容をおさらいします。

 

・働き方改革によって、年事有給休暇が10日以上発生した社員は、会社は発生日から1年の間に最低でも5回消化させないといけない。

・消化できなかった場合、労働基準法違反として30万円以下の罰金刑の対象となる。

 

こんな形でちゃんと決まっています。会社として表向き通達を出したりして注意勧告している会社は多いと思いますが、業界業種によって取れていない会社がほとんどではないでしょうか。

 

ここからは、僕が体験した恐ろしい有給の使い方を紹介します。かなりまれなケースと、普通にあると思われるケースを両方紹介します。

社長の自宅庭園の手入れに有給を使われる

レアケースなので参考にはならないかもしれませんが、これは今考えると正直かなりゲスい取らせ方です。

 

何ヶ月も前に予定を確認して、お互いが承認していれば全然普通にある事だと思います。僕の場合毎日残業で終電当たり前の環境で、当日に話を振られてそのまま残業後に上司の家に連れていかれ宿泊。朝から1人黙々と庭園の芝刈りをさせられるというコースでした。上司はその間ゴルフの打ちっぱなしで家にはいなかったです。

 

その後、給与明細にて有給が勝手に使われていたのを知りました…

 

若かったので断る勇気はなかったですし、断れば会社での居場所が無くなると思っていました。

完全週休2日制のはずが土曜日が出勤扱いで有給を使われる

こっちのケースはごく当たり前にあると思います。求人サイトの内容では完全週休2日制のはずが、土曜日が出勤扱いになり有給が使われるという事です。

 

会社で働いている人は当たり前になっている人がほとんどで、それが休日の搾取だと思う事は絶対にありません。そうなると、会社の空気がそうなってしまっているので意見できるはずがありません。

 

この2つのケースからみてわかるように、日本の会社は働く事に美徳を感じており、それが普通でしょという感覚を押し付けたり空気感染させたりしてきます。

 

ただ、そんな事は世界基準で考えるとあり得ません。家族を蔑ろにして働く事、家族より仕事の方が優先順位が高いのは本当に日本くらいじゃないでしょうか。

ブラック企業で有給休暇を使う方法

人によってはすぐに転職できる環境ではなかったりすると思いますので、ブラック企業で有給が使えない環境であっても有給休暇を使えるようにする対処法をご紹介します。

役職を得たり成績優秀者になる

先程少しだけ話に出しましたが、これが1番現実的な方法だと思います。

 

私の経験上、小さな会社では社長が率先して有給取得できない空気にして、大きな会社では役職者が有給取得できない空気にしていると感じます。

 

僕の場合、最終的に働いていた会社では役職はなかったですが営業成績が良かったので、普通に有給申請をして承認してもらっていました。その会社では有給は取得せずに消えていくのが当たり前の環境にも関わらずです。

 

大きな会社では、当たり前のように勤怠システムが導入されています。僕の場合、その会社では残業が少なく有給消化率も良い上で営業成績が優秀な方だったので、文句を言われるどころかシステムから抽出された模範モデルとして社内で紹介された事もありました。

 

こうなれば直属の上司は何も言えませんし、部署の空気も「結果さえ出せば有給使って良いんだ」となります。それかその上司の立場になって、部下に有給を気持ちよく使わせる事ですね。

 

ケースバイケースだと思いますので、必ずしも正しい対処法かは分かりませんが、僕の場合はかなり有効でした。

使わせてくれない場合証拠を揃えよう

有給休暇を申請しても使わせてくれない場合、ブラック企業では当たり前でも普通に考えると立派なパワハラです。

 

その場合、会社以外の機関に相談する時の事を考えて証拠を揃えておきましょう。

 

  • いつ
  • どこで
  • どのような内容で
  • どれくらいの期間
  • 誰から
  • 自分がどう思い
  • 自分がどうなったのか

 

細かく記録しておく事により、本当に我慢が出来なくなった時に会社を訴えやる!という強い思いと確かな証拠があればあなたを必ず有意に立たせてくれます。

 

後は、しっかりした証拠も残しておきましょう。

 

  • ボイスレコーダー
  • メール
  • 病院の診断書

 

今はスマホの録音機能が充実していますのでオススメです。また、有給申請をあえてメールで申請する事により証拠を残す事が出来ます。

 

また、働きすぎで体調を崩した場合はかかりつけの病院に診断書を書いてもらいましょう。かなり有効になるはずです。

 

こういった方法は有給以外の全てのパワハラに対して有効な手段です。

 

今パワハラを受けていると感じているあなたは、少しの勇気を出して証拠を集めていきましょう。

 

また、訴えるとかそこまで考えていなくても精神的にあなたの気持ちを楽にしてくれると思います。

 

あなたが有意な立場であると気持ちを保つ事ができれば、日常生活に少しでも余裕が生まれるはずです。

 

余裕が生まれれば、周りが見れるようになり様々な考えを生み出す事ができるはずです。

社内外に報告する

証拠を揃える事が出来たら、まずは社内に対して報告をしましょう。

 

大きい会社ならパワハラ専用窓口があり、匿名で申請出来ます。無ければ人事部に相談しましょう。

 

小さな会社で人事部がない場合、上司とは別の役職者に相談してみましょう。

 

そういった人もいないぞって場合は、いきなり社外相談でも問題ないです。

 

社内に相談が出来た場合、ここで解決する事ももちろんありますが解決しなかった場合、社外の機関に相談しましょう。

 

厚生労働省 相談窓口のご案内

 

ここまでするという事は、まだ勤めている会社に価値があると思っている事と思います。

 

ただ、外部の機関にお願いすると最終的には法的手段でパワハラを止める事になると思います。そうなると、少なくとも会社にも影響が出てきます。

 

そうなる前に社内には必ず相談して、少しでも雰囲気作りをしましょう。

 

少しでも有給を取れない事が間違っているんだという認識を植え付ける事ができれば、外部機関に相談しても味方にする事が出来ます。

転職する

証拠を集めている最中に、その会社に価値を感じなくなる場合も多いと思います。

 

その場合は、すぐに転職しましょう。

 

転職する事によるデメリットは正直何もないです。

 

転職回数が多いと他の企業では雇ってくれないと言われており、確かに現実そこだけ見ている会社も多く存在します。

 

ただ、私は転職回数が多くても7社から全て正社員で内定をもらって働いており、年収の底上げにも成功しています。

 

要は回数の問題ではなく自分が本気かどうかという事が1番重要だと思います。その気持ちがあれば、必ずあなたを大事にしてくれて必要としてくれる会社があるはずです。

 

転職は体力を使いますが、パワハラで病気になってしまう事より全然マシです。

 

元気で楽しく働ける会社は、必ず有給を普通に使わせてくれる環境なので安心して下さい。

最後に

ブラック企業って恐ろしいですよね。僕も我慢して働いていた時は、1日の時間が本当に長く感じて何も考えられなくなる事がありました。

 

思考が停止してしまう事は本当に危険な状態です。少しでも気を楽に持って働けるような手段として是非対処法を試して見て下さいね。

 

絶対に1人で悩まずに、是非相談できる所に相談してみて下さい。

 

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