・実際に退職を会社に相談するのはいつが良いのか
・退職までにどれくらいの期間がかかるのか
・現在働いている会社と円満退職したい
本日は、こういった疑問にお答えしていこうと思います。
・転職するため今の会社に退職を伝えるベストな期間
・円満退職の方法
この記事を書いている僕自身、転職を7回経験し、ブラック企業も経験してきました。
最後に勤めていた企業とは円満退職する事が出来ましたが、ブラック企業の会社とは円満に退職出来ませんでした。
そういった経験を元に解説していこうと思います。
転職するため今の会社に退職を伝えるベストな期間
退職を申し出るタイミング
今の会社に退職を申し出るタイミングは、通常のタイミングだと約3ヶ月前に退職を伝えるのが理想的かなと思います!
これは本当にケースバイケースなので、会社でどのくらいのレベルで働いてきたのかを考えないといけません。
私の場合、最後に働いていた会社では約1年かけて退職しました。笑
なぜ1年もかかったのかをまとめておきます。
- ルート営業で、既存顧客を多数抱えており急に辞める事が出来なかった
- 変わりの人材を入社させて教育+引継ぎが必要だった
- Windows7→10への移行期間もあり繁忙期があったため
- ボーナスをガッツリもらうため
会社の都合7、僕の都合3に調整した結果、1年です。そのかわりにボーナスもしっかり頂いて円満退職する事が出来ました。
かなりイレギュラーなケースですが、円満退職に持ち込みたいなら会社の都合を少しでも優先して考えないと現実は厳しいと思います。
ただ1年は本当にイレギュラーです!私の場合自営業への転職だったので期間の融通は聞きましたが、通常の転職は転職先の会社との入社時期調整もあります。
なので、退職を申し出るタイミングは自分が置かれている立ち位置を客観的に見定める事と、早めに上司に相談する事が重要な進め方だと思います。
退職できるまでの大体の目安期間
前述しましたが、会社での自分の立ち位置を考えながらスケジュールを考える必要があると思いますので、退職できるまでの目安期間は約3ヶ月かかると思っていた方が良いです。
この3ヶ月の根拠をもっと深堀して考えていきましょう。考える必要があるのは大きく分けると5点あります。
考える必要がある事
- 引継ぎに必要な期間
- 会社の繁忙期
- 有給消化
- ボーナスの時期
- 転職先の会社への入社時期
引継ぎに必要な期間
自分が請け負っている業務量ですね。役職が付いているのであれば相当な量だと思いますし、役職がなくても幅広く業務を担当している場合、単純にその業務を別の方がやる事になります。
自分が担当している業務を考えると、大体どのくらいの期間が必要なのか見えてくると思います。
会社の繁忙期
業界や職種によっては繁忙期がある会社がほとんどです。年末年始や決算期にかけて忙しい会社が多いですよね。繁忙期に例えば退職を申し出たとしても、上司や同僚に負担がかかってしまい会社から時期をずらすように頼まれると思います。
有給消化
僕自身ブラック企業も含めて多くの会社を経験してきましたが、有給が使えるホワイト企業は7社中2社くらいでした。そういった場合は有給が溜まっている事が多いと思うのですが、最終的に全て一括取得しないといけません。
なので、有給も含めた最終的な退職時期を考えましょう。
ボーナスの時期
退職時にボーナスをもらうには、上司との信頼関係も必要になってくる問題です。
ボーナスは支給時期まで在籍していないといけないという条件がほとんどなので、もらえるお金はもらって辞めた方が良いです。
ただし、辞める人間にはお金を払いたくないと考える人間も世の中にはいますので、必要最低限である上司の信頼は得ておく必要があります。
転職先の会社への入社時期
転職の王道パターンは、退職して有給消化後すぐに転職先に入社する事です。
その他のパターンの場合、退職後に転職先を探すという事になりますので失業保険を貰いながらか、貯金を切り崩しながらという事になると思います。
また、転職サイトでは即雇用を求めている場合と、入社時期応相談になっている場合があります。
新しい会社の面接までに退職時期を考えて、ある程度待ってもらえるか相談する必要があります。
入社時期応相談の場合は、そういった相談を持ちかける事に対して悪印象にはならないので、安心して相談すると良いです。
以上5点のポイントを踏まえると退職時期は自ずと見えてくるはずです。請け負っている業務が多かったり、会社の在籍が長い場合は退職時期が伸びてくるので注意が必要です。
円満退職する方法
円満退職って意外と難しいんです。今いる会社はやはり人材が辞めてしまうと経費がかかったり、業務的に他の人材に負荷がかかってしまうので、転職を強く引き止められる事もあります。
私の経験上円満退職出来たのは転職7回して2回だけです。
円満退職出来た時の失敗例と成功例を交えて簡単に説明していきます。
信頼できる上司と打ち合わせ
転職する事を上司に中々伝えられないですよね。相当勇気がいると思います。
ただ、転職する1〜2ヶ月前に退職を申し出ると相手も迷惑だと感じてしまうため、早めに転職のための打ち合わせの場を設けてもらう事が必要です。
僕は1社だけギリギリに申し出て、かなり揉めた事があります。
雇用契約書には1ヶ月前に申し出たら良いと書かれていたので、単純に1ヶ月前に辞めますと伝えて、「急すぎる」となった訳です。
今考えると僕が悪い部分が多いのですが、かなり険悪な雰囲気で退職してしまったのでその会社の前は今もなるべく通らない様にしています。笑
そうならないように、転職が決まったらすぐに打ち合わせの場を設けましょう。
退職のスケジュールを相談しながら決める
打ち合わせの場を設けてもらえたら、上司と一緒にスケジュールを考える形を取りましょう。
転職先との日程もあるので、今の会社の意見ばかりを聞いているとどんどん転職するまでの期間が伸びてしまうので注意しましょう。
上司にスケジュールを伝えて認めてもらう事。この形が非常に重要です。
一緒に決めているという形を取れば、「今の会社の都合もしっかり考えているんだな」と上司に思わせる事ができます。
退職の申し出を引き止められた場合
会社に退職を申し出た場合、必ず退職理由を聞かれますので答えられるようにしておきましょう。「一身上の都合」でも良いのですが、大体突っ込まれて理由を聞かれると思います。
もしあなたが円満退職を望むのであれば、退職理由はなるべく今の会社のマイナスポイントは伏せて違う理由を伝えましょう。例えマイナスポイントが理由で転職する事になっていたとしてもです。
退職の理由に本音は入りませんので、以下の理由のような事を伝えて下さい。
・新しい事に挑戦したい
・スキルアップを目指したい
・やりたい事を見つけた
・違う環境で経験を積みたい
引き止めにあった場合は、こういった理由にストーリーを付け加えて話さないといけません。
最後に
いかがだったでしょうか。転職の期間を考えて、今の会社と新しい会社での調整が必要になるので結構大変だと思います。
ただ、この期間の設定と退職の申し出を怠ると円満退職出来ませんので、しっかりと考えて行動する必要があります。
今の会社に勤めながら転職を進める事自体大変だとは思いますが、人生を変えられる重要なポイントだと思いますので、後悔のないようにしましょうね。
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