転職する時にブラック企業を見分ける3つのポイント

  • 2020年6月13日
  • 2020年6月30日
  • 転職
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・転職先がブラック企業かどうかを転職前に知りたい

・ブラック企業かどうか判断するのが難しい

本日は、こういった疑問にお答えしていこうと思います。

・ブラック企業の特徴

・転職するときにブラック企業を見分けるポイント①〜転職前〜

・転職するときにブラック企業を見分けるポイント②〜面接〜

・転職するときにブラック企業を見分けるポイント③~内定後~

この記事を書いている私自身は転職を7回経験し、ブラック企業も経験してきました。IT業界には、システムソフト販売をしている会社に未経験で入社し、4年半働いていました。

 

私が転職の際に経験した失敗や成功の体験を元に、ブラック企業の見分け方を大きく3つのポイントに分けて紹介したいと思います。

ブラック企業の特徴

厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。

出典:厚生労働省 「ブラック企業」ってどんな会社なの?

厚生労働省はブラック企業の特徴として、3つの点を挙げています。

 

  1. 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
  2. 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
  3. このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

 

正直かなり大まかな3つなので、ブラック企業に勤めた事がある人は大体が当てはまると思います。

 

もう少し細分化して、私が経験したブラック企業の特徴をまとめておきます。

 

  1. 残業で毎日終電だが残業代は出ない
  2. 上司のいう事に少しでも反発すると、左遷
  3. 業務量が多すぎて、休めない
  4. 有給は使わない雰囲気を会社全体で出している
  5. 研修や勉強会が深夜まで行われる
  6. 人がすぐに辞める
  7. 社員を気にいるか気に入らないかで選別する
  8. ノルマが異常
  9. 接待の回数が異常

 

ブラック企業の特徴にもしかして?と感じた人は、少しでも早く転職をオススメします。ブラック企業の環境は当たり前ではありません。

 

考える思考を奪って、その会社が人生の全ての様な考え方になっている段階でかなり危険信号です。転職をするには勇気が必要です。その勇気を少しでも本記事によって後押しできる様に考えて発信します。

 

また、僕は転職先もブラック企業だったという経験があるので、転職前からブラック企業なのかを見極めるポイントを3つにまとめました。

・転職するときにブラック企業を見分けるポイント①〜転職前〜

「求人広告」「就職四季報」「口コミサイト」を確認する

求人広告

主に求人広告でチェックする大事ポイントは以下の内容です。

 

募集期間が長い

求人サイトに掲載できる期間は決まっていますので、募集期間の長い企業は注意が必要です。

 

これって背景を考えると、予定していた募集人数が達成できず追加料金まで支払って掲載を続けているという事になります。それは、離職率が高く常に人が欲しい状態という事ですね。

 

給与が異常に高い

これも危険だと思います。給与が異常に高い、後は振り幅がでかい場合ですね。振り幅とは、年収300~1500万円みたいな感じの事です。

 

この場合、要するにノルマが非常に高く設定されており、ごく一部の人間が達成できたとしたら達する事が出来る上限金額の様な物です。ノルマが達成出来なかった場合、最低年収で何年も過ごさないといけない事は十分に考えられます。

 

僕も不動産営業の時、給与の高さに目がくらんで転職をした事があります。あまりのノルマの高さと、新規企業はほぼ皆無に等しい飽和状態な営業しか出来ない事で、ずっと年収が350万円くらいでした。

就職四季報

就職活動で本屋さんに行くと、一度は必ず目を通した事があると思います。この本は、東洋経済新報社が発行している物です。この本の特徴は、中立性だと思います。

 

掲載企業から広告費・掲載料をもらっていないので、企業による偏りがないのです。そういった意味では、ブラック企業を見極めるのに必須だと言えます。

 

この本の中身は本当にすごくて、企業によって違う就職の選考ポイントや男女比率、残業に有給取得や3年後離職率といった就職前に調査したい内容が全て掲載されています。

 

特に3年後離職率は要チェックです。要するに入社した人が次々と辞めていき、入れ替わりが激しいという事はブラック企業だなと判断が出来ます。

 

業界のイメージや仕事内容をイメージしやすくなりますし、ブラック企業かな?という情報も判断がしやすいので本当にオススメです。

 

口コミサイト

口コミサイトは本当に重宝します。転職前や就職前に必須です。第三者の評判もそうですが、その企業の退職者やまだ在籍している人が口コミサイトに書き込みしている人もいます。

 

こういったサイトも参考にしつつ実際転職活動を行うと、ブラック企業だなと判断できるのは結構早い段階で差別化出来ると思います。

 

僕も転職する前にする作業の1つに、必ず口コミサイトで評価や評判をチェックする事をしています。

 

転職に失敗したくないのは皆一緒なので、転職する前に判断する材料として必ずチェックしましょう。転職の方は転職会議・OpenWork、というサイトがオススメです。新卒の方はみん就がおすすめです。

 

全ての情報を100%信じるということではなく、少しでもブラックな情報が掲載されているかどうかのチェックだと思って下さい。

求人のキャッチコピーには注意する

これは求人サイトに実際に掲載されている言葉をブラック企業かな?と判断する時のチェックポイントですね。

 

  • 夢、実現、成長、感動、努力、根性、やりがい、熱意、やる気

  • ノルマ無し、稼げる

  • アットホームな職場

  • 経営者の言葉が熱い

  • 新人の昇格が早い

  • 年功序列廃止

 

良い人に来て欲しいという気持ちが出ているので、魅力的な言葉を並べる事が多いのですが非常に危険です。

 

努力や根性と書いている企業は体育会系でノルマが厳しいという想定が出来ます。アットホームな職場も一見安心できる言葉ですが、プライベートにまで侵食されてしまう事があり得ます。

 

後は面接がすぐに社長だったり1回だけだったりすると危険です。人材不足が深刻ですぐに入社させたい企業に多いです。

 

そういう言葉を使わずに業務内容や来て欲しい人材が詳しく書かれている企業は、面接も人を分けて複数回行われたり筆記試験があったりしますので、入社までに選別されて入社できるという事が考えられます。

転職するときにブラック企業を見分けるポイント②〜面接〜

面接時間が短くないか

面接は、お互いが後悔の無いように確認する場所だと思っています。

 

僕がブラック企業に入社した時は、面接は時間にするとおよそ10分くらいで終わっていたと思います。

 

そして、その日の内に内定を頂いたのです。

 

僕も当時はこんなに早く終わって内定も貰えてラッキーとしか思っていなかったのですが、今思うとあり得ないですね。笑

 

後は面接のその場で即採用もブラックだと思います。共通しているのは、人に興味がなくただ人材の穴埋めを早くしたいという事です。

 

面接で30分~1時間行われる会社は、しっかり会社と人材がマッチングするかを見定めているという証拠なので、見分け方は分かりやすいと思います。

労働条件を確認する

労働条件についてあまり質問すると、面接担当者がそれにしか興味が無いのかと思うのであまり印象がよく無いと思われがちですが、必ず確認しましょう。

 

ブラック企業の場合は、答えるのに少し躊躇すると思います。そうでは無い場合、しっかりと答えてくれると思います。

転職するときにブラック企業を見分けるポイント③~内定後~

内定後の条件が厳しくないか

内定後すぐにインターンシップや長期研修や出張研修がある場合、少し警戒した方が良いかもしれません。

 

転職活動は複数社同時進行で行う事が当たり前なのに、他企業への活動は完全に辞めさせて人材を確実に確保するために上記の様な活動をしている企業があります。

 

その企業は余裕がなく、転職活動を妨害してまで人材確保したい理由がある、要は人材不足のために面接に来た人材をすぐに働かせたいと一方的な気持ちになっている企業だと推察出来ます。

内定の連絡が早くすぎないか

先程少し前述していますが、これは1番分かりやすい見分け方ですね。

 

とにかく早く人材が欲しい、人が揃えばどんな人だろうと関係ないという企業がこういった事をします。

 

面接は常にお互いを見極める場なので、道具扱いされる前にそういった会社はこちらから辞退しましょう。

契約書があるか、あれば必ず中身も確認を

これは今の世の中当たり前だと思うのですが、雇用契約書が存在しない会社もいっぱいあります。

 

契約書が無い場合は会社として問題ありなので、ブラック企業です。

 

僕の場合契約書はあったのですが中を良く確認せずに入社し、残業代がみなし残業になっていると記載されているを後で知ったり、有給は会社の都合で利用する旨が記載されていたりしました。

 

中身は穴があくまでしっかりと確認しましょう。

 

入社してからでは遅いので、少しでも疑問に感じた部分は企業側に早急に質問して解決できるようにしましょう。

最後に

企業を探すという事は非常に難しい事だと思います。

 

例え大手転職サイト経由で応募したとしても、ブラック企業だったという事はざらにあります。

 

僕も実際にやっていましたが、まずは転職サイトは複数必ず登録しましょう。

 

登録は無料で行えますし、複数登録して置く事により同一企業が複数サイトでどれくらいの期間求人を出しているかも見れます。あまり長く複数のサイトに広告を出しているとずっと人手が不足しているのかな?と推察できますよね。

 

また、限定オファーを貰える機能があり限定オファー経由での応募は面接までいける角度が非常に高くなります。

 

僕はほとんどの内定を限定オファー経由で獲得しました。

 

また、転職エージェント経由での転職もオススメです。

 

担当者が1人ついてくれて、親身に相談に乗ってくれる上に相談内容から自分に合う企業を紹介してくれるからです。

 

その際、その会社しか持っていない非公開求人を紹介してくれたりもします。

 

技術者、営業、企画など求人多数!正社員転職ならtype:大手企業案件が多く、限定オファーや非公開オファーで紹介をもらえます。

優良企業への転職情報ならdoda:大手案件も多く、限定オファーや非公開求人が結構多い印象です。私もエージェントの方にお世話になった事がありますが、親身に相談に乗って下さり印象が良いです。

【転職会議】企業の口コミ・評判・求人が豊富な転職サイト:入社前に会社の口コミを調査できる転職サイトです。ブラック企業かどうかのチェックには必須サイトなので、必ず登録しておきましょう。

 

見分け方のポイントを少しでも頭の片隅に置いておき、実際の転職活動中にブラック企業に遭遇した時対処できるようにして貰えると嬉しいです。

 

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